兵庫県知事が公用車を2,000万円もするセンチュリーにしていることが疑問視されていますね。
兵庫県知事「なぜ見直さないといけないのか」 公用車のトヨタ最高級車「センチュリー」https://t.co/9i4DKjTt1h
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) October 12, 2020
この報道については、

などど厳しく見られています。
本記事では、心理学的な話から"高級車は必要か?"についてまとめたいと思います。
結論は不要なのですが、買い物をする際の大切な考え方になりますので参考にしてください。
目次
公用車のトヨタ最高級車「センチュリー」
簡単に今回の報道をまとめると、
兵庫県知事の利用する公用車について、
・レクサスからセンチュリーに車種を変更した。
・リース料が従来の2倍になった。
・そのリース料は当然、税金で支払われる。
・井戸知事は、走行性能や安全性、環境性能、快適性を挙げ、「基準に沿う車種を選択した。なぜ見直さないといけないのか分からない」と会見した。
センチュリーの性能は、安全性はもちろんですが、
シートにマッサージ機能がついていたり、
後席に11インチの大型ディスプレイや高性能スピーカーがついていたりと、
最高級といって差し支えない車です。
ただ、車で移動するのに、ましてや公務で使うのに、そこまでいい車に乗っていいの?
という風に言われているわけです。
車を「持つ」喜びと、車を「使う」喜び
高級車ってそもそもそんなに必要なのか?について心理学的な面から考えていきたいと思います。
政治の話はここでいったん置いておいて、私たちの生活で考えてみましょう。
車が高級であればるほど、所有者の喜びは大きい
心理学者の研究によれば、車が高級であればあるほど、所有者の喜びは大きいそうです。
これは共感できますね。
私も数年前にトヨタのC-HRを新車で買ったのですが、自分の車を見るたびにウキウキしたのを覚えています。
車を運転しているときの喜びは、車の価格に比例しない
同じ心理学者たちが今度は、
「前回、その車を運転した時、運転中にあなたはどれくらい喜びを感じてましたか?」
と質問をしたところ、車の価格と満足度の答えに相関関係は全くなかったそうです。
高級車でも、使い古しの中古車でも、喜びを感じる度合いは共有して低かったそうです。
これは、かなり意外ですね。
理由としては運転中は車以外の色々なことが頭に浮かんでくるからだそうです。
・運転中の会話
・渋滞
・前を走る車の無茶な運転
確かに運転する前はシートの乗り心地などが気になりますが、運転中はあまりそんなこと考えないですよね。
車は価格やブランドではなく、用途を満たしているかで購入する方が良い
私も、昔は高級車にあこがれていました。
実際、高級車とまではいかないまでもSUVが好きな私はトヨタのC-HRを300万円くらいで購入しました。
ただ、結婚して子どもが生まれると、チャイルドシートを設置したり、買い物の量が増えたりするため
車には広さや使いやすさ(スライドドア)を求めるようになり、思い切ってトヨタのシエンタに乗り換えました。
中古車でしたが、C-HRを売ったお金でお釣りが来ましたので我が家の家計の足しになり、
さらに、望んでいた広さや使いやすさを手に入れることができました。
車は価格やブランドではなく、用途を満たしているかで購入する
高い買い物をするときであればあるほど、そのように考えることをお勧めします。
誰かにどうみられるか、どう思われるかなんて気にする意味はありません。
下記の本では今回の話のように、生きていくうえで本当に必要なものはどういったものか、どういったことに注意すべきかがわかりやすくまとめられています。
Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法
結論:見栄は不要!!
それでは!