会社の部下や後輩に対しては、

上司への報連相は社会人の基本だよ。
と、指導しがちです。
・上司に報告するときは~
・上司に連絡するときは~
・上司に相談するときは~
といった感じ。
「報連相」は、上司のために部下が自発的にすることと思われがちですが、
本来は、上司が部下に対して報告・連絡・相談をしやすい職場環境を作りましょうという意味なんです。
「上司の状況判断に必要な、部下からの自発的な情報伝達」を習慣的に行わせるためのしつけとして捉えられているが、そもそも、提唱者の山崎の著書では、管理職が「イヤな情報、喜ばしくないデータ」を遠ざけず、問題点を積極的に改善していくことで、生え抜きでない社員や末端社員であっても容易に報告・連絡・相談が行える風通しの良い職場環境をつくるための手段として報連相を勧めているのであって、部下の努力目標ではない。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今回は、
・どういった人が話しかけられやすいのか
・相手をコントロールなんて出来はしない
という記事です。
目次
どういった人が話しかけられやすいのか【ポイント4つ】
下記の書籍を参考に、4つのポイントをご紹介します。
感情に寄り添う
まず最初は、会話の際は事柄ではなく、相手の感情に寄り添うという事です。
何かを相談されたときに、

と言われてしまうと、相談したことを事態を後悔するレベルですよね。
反対に、

と感情に寄り添う言い方をされると相手は、
「話を聞いてくれて嬉しい」
「理解してくれているんだ」
と安心します。相手の感情に寄り添うことが話しかけられやすいと思ってもらえる第一歩です。
自分も感情を伝える
感情的になる、という意味ではありません。
ポジティブな感情について相手に伝えることは非常に効果があります。

すごいなって尊敬するよ。
と言われて嫌な思いをする人は、おそらくいません。
上下関係に拘らず、相手を尊敬できる人って素敵ですよね。
丁寧に話す
丁寧でポジティブな言葉を穏やかに(ゆっくりと)話すと、話しかけたくなる印象を相手に与えます。
攻撃的な発言や、暴言ばかりの人の近くにはいきたくないですよね。
否定や批判をせず、相手の発言を最後まで聞く
上記の"感情に寄り添う"に似ていますが、相手がどんなことを言っても一旦は聞く姿勢を持つことが大事です。

なんて頭ごなしに言ってしまうと、何も前に進みません。
相手は怒られた・ムカつくなという印象しか残らず、
仮にその人が間違っていたとしても、その間違いを受け入れづらくなってしまいます。
相手の発言に関しては、一旦は最後まで聞く姿勢を見せることが大切です。
相手をコントロールすることはできない、が大前提
部下が報連相をちゃんとやってくれない、最近の若い連中は大人しすぎる、と思うのはその人の考え方なので仕方ないかもしれません。
ただ、それだけでは何も進みません。
結局は相手も他人、自分がコントロールできるのは自分自身だけです。
100%相手を思い通りにコントロールすることなんて絶対にできないのですから、
「なんでやってくれないんだ」なんて考えることは止めましょう。
私は、部下どころか0歳の息子のことですらコントロールできません(笑)
相手が安心して働けるようにするためには、
話しかけられやすさ
というのは強い武器になると思います。
①感情に寄り添う
②自分の感情も伝える
③丁寧に話す
④否定や批判をせず、相手の発言を受け止める
とはいえ、100%相手をコントロールできないと理解し、気楽に
部下や後輩とのコミュニケーションに悩んでいる方は、他責思考でなく、自責思考で考えてみると新しい道が開けるかもしれません。
それでは!