
よくわからないなぁ。。
株主にとっては"良いニュース"と言えるよ!


こんな悩みを持ったあなた向けの記事
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
①自社株買いの仕組みを実際の銘柄を例に解説します
②保有銘柄が自社株買いを発表したら売るべきか、持ち続けるべきか、について考察します
株価の上昇や下落に一喜一憂し、もったいない売り方・買い方をしないようにしたいですね。
目次
自社株買いの仕組みとは?【8591オリックスで検証】
自社株買いとは、企業が自社の株を市場から買うこと
自社株買いとは、その名のとおり、会社が自社の株を買うことです。
自社株買いをすると、市場に流通する株の量が減ります。
そうすると1株あたりの価値が上昇するため、株価の上昇につながりやすいメリットがあり、
自社株買いは、株主還元の方法の一つともいわれています。
実際に自社株買いを発表した8591オリックスの値動き
実際の例として2020年11月2日に、中間決算で自社株買いを発表した8591オリックスの値動きを見てみましょう。
下記は、翌営業日の始値の状況です。
前日比+8.5%の上昇とかなりの勢いで上昇しています。
その日の終値の状況です。
始値よりは落ち着いたものの、それでも前日比+5.1%の高値で着地しました。
8591オリックスの決算発表は、コロナ影響もあり、通期見通しで37%減益と発表がありましたが、
自社株買い発表の効果で株価が値上がりすることがよくわかりますね。
保有銘柄が自社株買いを発表したら、売るべきか、持ち続けるべきか【考察】
もし、ラッキーなことに自分が保有している銘柄の企業が自社株買いを発表したら、株価の状況が期待できます。
そこで選択肢に出てくるのが、下記の2つです。
・値上がり益を得るために、売ってしまうか
・配当金など、将来的にも株主への還元があると期待して、保有し続けるか
株の値上がり益や配当金について知りたいという方は、下記の記事も参考にしてください。
値上がり益を得るために、売る
値上がり益を手に入れるために売ると、どういったメリットやデメリットがあるでしょうか。
メリット
・すぐに、確実な利益が手に入る
・今後、株価のチャートを見る労力から解放される(笑)
デメリット
・株主ではなくなるため、今後の配当金を得られない
・株主ではなくなるため、今後もっと株価が上昇しても見ているだけ
将来的にも株主へ還元すると期待して、保有し続ける
次は株を保有し続けた場合のメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
メリット
・配当金がある場合、継続して受け取れる
・自社株買いをする=株主還元を重視する企業、といえるため配当金の上昇が期待できる
・将来的に再度自社株買いを行った場合、さらなる株価上昇が期待できる
デメリット
・何らかの理由で株価が暴落した場合、自社株買いのメリットがかき消される
・何らかの理由でその企業の業績が悪化した場合、自社株買いが取りやめになる場合がある
結局は好み(笑)、だけど資産形成は長期的に見た方が有利かも?
保有銘柄が自社株買いを行った場合、すぐに売ってしまうか、保有し続けるかは結局は好みの問題です(笑)
ただし、投資初心者の方向けに一つのデータをお示しします。
下記は、世界でも自社株買いを積極的に行うアメリカの企業の、S&P500の10年チャート図です。
ここから読み取れることは、
・自社株買いによる株価の底上げが株高に大きく影響している
・継続的に自社株買いが行われている
ということです。
長期的な目線で資産形成をするのであれば、一時の株の値動きに一喜一憂せず、時間を味方につけるのも立派な戦略だと思います。
それでは!